魔術師が豪華客船の舞台でマジックを行なっていた。
ある夜、魔術師がマジックを行なっていると1羽のオウムが舞台に飛んできて叫んだ。
「彼の袖にタネがある!」
魔術師は怒ってオウムを追い払った。
次の日も魔術師がマジックをしていると、またもオウムが飛んできて叫ぶ。
「タネは彼のポケットの中だ!」
次の日、魔術師は観客の中にオウムを見つけた。
しかし、オウムがタネの在り処を叫ぶ前に、船が大きな岩にぶつかって沈没してしまう。
魔術師がなんとか浮いている板に掴まっていると、オウムが飛んできて言った。
「降参だ。どうやって船を沈めたんだ?」