リトルジョニーは近所の子にいつもからかわれていた。
子どもたちの大好きな冗談はリトルジョニーに5セントコインと10セントコインを見せて、どちらか選ばせることだった。
そしてリトルジョニーはいつも5セントコインを取った。
ある日、いつものようにリトルジョニーが5セントコインを取ると、見かねた隣人が言った。
「ジョニー、君はバカにされてるんだ。5セントより10セントのほうが価値があるんだよ。」
ジョニーは笑顔で言った。
「だって10セントを取ったらあいつら止めちゃうじゃん。もう20ドル貯まったんだぜ。」