荷台の神

ある日、リトルジョニーは丘の上で赤いワゴンを押していた。
「クソッ、クソッ!」
あまりの重たさに汚い言葉が漏れる。

それを聞いた聖職者はリトルジョニーに近づき言う。
「そんな汚い言葉を使ってはいけません。神は我々の周りにいて聞いているんですよ。」

「彼は空にもいるの?」と、リトルジョニーは尋ねる。

「もちろん。」

「彼はあそこの茂みにもいるの?」

「そうですよ。」

「じゃあ、このワゴンの荷台にも?」

「ああいますとも。」

「じゃあ降りるように言って押すのを手伝わせて!」

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